U1の飯旅 28歳からの料理人への道

料理人として0からの挑戦、28歳底辺からのスタートでプロの料理人になるまでの記録

現在の不安(2017.12.6)

ここはどこだ。

 

久しぶりすぎて、時が止まっていました。

前回の投稿は11月24日。

 

今日は12月6日。

 

この1週間は大変ハードでした。

 

まず勤務先が変わりまして、昼間は寿司屋で夜はイタリアンレストランで働くことになりました。

 

寿司屋は

 

仕込み部隊

 

というのがあって、ひたすら魚をさばきます。

親方からオススメされて、ずっと魚を下ろす仕事です。

 

ここでしばらく魚を覚えたいと思っています。

 

夜のイタリアンはシェフがいるので、調理ではなく、サービスからのスタートです。

 

はやく1つでもいいから調理を覚えたいのに><

 

と思ったのですが、シェフから

 

「サービスでお客様に料理を伝えることをまず経験してからの方が君のためになる」

 

と言っていただき、それならまずはサービスを極めようではないかと思い、急がば回れではないですが、しばらくはサービスで頑張ってみようと思います。

 

労働時間外で仕込み等を見るのは全然構わないということだったので、調理の方も見て学んでいきます。

 

和食の親方とは徐々にイタリアンに方向を転換するようにするということで話をしています。

 

そして、将来どんなお店にしようか考えている最中なのですが、

 

イタリアンレストランだなと思っています。

 

10年続く飲食店は10%切るというのが通説で、日本は美味しいものがどこでも食べれるので、飲食店を開くにはそれなりの理由が必要です。

 

これだけ美味しいものが食べれる今、なぜその店がある必要があるのか、

 

ここをもっと追求していかないと確実に店を出しても潰れてしまうでしょう。

 

今はどうしたら生き残っていけるかそれだけを考えています。

 

パスタって無性に食べたくなるときありませんか。

 

日本人はイタリア料理大好きですよね。

 

イタリアは島国、料理のスタイルも素材の味を活かすもので、日本料理と似ていると言われます。

 

イタリア料理って安心感がありますよね。

 

もちろんすでに山ほどのイタリア料理屋さん日本にあります。

 

ただ、僕が料理を教えてもらおうとしているイタリアンのシェフは

 

イタリア料理が世界一美味しい。

 

そう信じて日々追求しています。

 

イタリアで修行して、

 

「日本人に合わせたイタリア料理なんて俺は作らない。」

「本場のイタリアの味をわかってくれるお客さんに来てもらいたい。」

 

と強く言っています。

 

これくらい角が立っていた方が、

 

「本場の味って食べてみたいな、」

 

「パスタ食べたいな、じゃああの店行こうか」

 

ってなるじゃないですか。

 

パスタといえばあの店、ハンバーグといえばあの店ってポンって出る店はやはり不動の位置を獲得していますよ。

 

なので、僕もシェフからイタリアの味を学ばせてもらって、みなさんに届けられたらと思うんです。

 

そこで、和食と寿司屋さんで学んでいる野菜と魚の引き出し方をイタリア料理に応用したいと思っています。

 

ただ、今はすぐには調理は学べません。

 

サービスとしてやるべきことが多すぎて、これはまだ時間がかかります。

 

そしてサービスとしてできる一番のことは

 

ワインの知識を蓄える

 

ことです。

 

イタリア料理にワインは欠かせません、そしてお店もワインと料理の組み合わせには大変力を入れています。

 

なので、なぜこのワインがおすすめなのか、このワインの特徴は何かを伝えられないと、お客様もじゃあワインくださいとなりません。

 

なので、当面の目標はワインを覚える。

 

そしてソムリエの試験を受けます。

 

なので、僕がお店を出す時も飲み物と食べ物の組み合わせは力を入れるポイントになると思います。

 

きっとジンジャーエールを作っている経験も活きてくると思うんです。

 

ソムリエシェフとして最高の料理と飲み物の組み合わせを提案できるようなお店がいいと思っています。

 

 

僕は2年前大阪のミシュラン3つ星のレストラン

 

"hajime"

 

のシェフ米田肇さんに直接手紙を渡してここで働かせてくださいって直訴したんです。

 

無謀な挑戦でした。

 

米田さんは飲食業界で超有名人です。

本にまでなっている人です。

本をたまたま手にした時に自分と境遇が少し重なっていると思ったんです。

 

社会人からの料理人への道

 

その米田さんと繋がりたいと思いダメ元でお店を予約して、一人でディナーをいただき帰り際にお手紙をお渡ししました。

 

すると30分もしないうちに返信が帰ってきて、

 

 

「ここは学校ではありません、基本的なことをしっかり覚えていないと何も始まらないので、まずは学ぶべきことを学んでください。

 

そして料理人は30歳までに料理人としての技術と心を身につけていないと厳しい。

 

君は28歳、僕が料理人を目指したのは27歳、僕は天に届くくらい働いた。

 

君もまずは与えられた環境で天に届くくらい働いてみなさい。」

 

というお言葉をいただきました。

 

それから今その言葉が常に脳裏によぎるんです。

 

そしていつも不安になるんです。

 

今回も調理に入ることができずにサービスとなってしまいました。

 

30歳も目前です。

 

しかしながら、目の前の与えられた環境でベストを尽くすことが今できることなので、

天に届くくらい働いてみます。

 

 

ジンジャーシロップのその2を書こうと思ったら、大変道外れなことを書いてしまいました。

 

ジンジャーシロップも同時平行なんです。

 

なかなか進まないのは自分のせいなのですが、今日このブログをかけてよかった。

 

これが自分の戒めになるので。

 

自分へのメッセージです。

 

ジンジャーシロップもこのまま続けていきます。

 

最終的な目標は自分の飲食店とジンジャーシロップの工場を持つことなので、それは絶対に成し遂げて、なんとか社会に貢献できて、僕が生きる間ずっと作り続けられるようにしたいです。

 

ここ1週間でいろんなことがありました。

 

ジンジャーシロップその2の前に、

 

京都から焼き芋屋さんが家に来た話をさせてください。