株式会社 稲葉 試飲会 6月4日
試飲会の報告です。
試飲会はお店のショップカードを持っていくと、ただでたくさんの種類のワインを試飲できる、見習いの僕にとっては天国のような場所です。
本来であれば、ワインを管理するマネージャーやシェフが試飲会で次に仕入れるワインを試飲させて売り上げに繋げるというのが目的ではありますが、僕のような見習いも混じって申し訳ないですが、背中を借りています。
シェフからはお店で使えそうなワインはお前にはわからないから、好きなものを数多く見つけて来いと行って送り出してもらいました。
さて、お店では稲葉のワインと言ったら、
こちら
Com'e「コメ」
北イタリア、ヴェネト州で作らていますが、何と言っても使われているブドウ品種が
コルヴィーナ、ロンディネッラです。
これはイタリアを代表する赤ワインの1つアマローネと同じ種のブレンド。
ヴィッラアンナベルタという家族経営のワイナリーが作るこのワインはフレッシュなんだけど、コクがあり、タンニンは穏やかなんだけど、余韻が続くコスパの良いワインです。
これ、価格が1500円なんだけど、ほんとにいいワイン。
さて、今回の試飲会で僕が個人的に美味しいなと思ったワインを紹介します。
まずは白ワインから
「2016 Gewurztraminer(ゲヴェルツトラミナー)」
こちらも北イタリア、トレンティーノ=アルトアディジェ州のワインです。
アルトアディジェはオーストリアと国境を境にして、イタリア語とドイツ語が公用語のようです。
さてそのアルトアディジェ州ですが、白ワインは僕の中で最強におすすめです。
僕の大好きなワインミュラートゥルガウもアルトアディジェ州産
ドイツワインの影響が少し入ってきているみたいですね。
さて、話をゲヴェルツトラミナーに戻しますと、このワインを飲んだ最初の印象は
「香りが華やか、白い花を思わせる。ミネラル感があって、綺麗な酸だな」
こういうワイン大好きなんです。
説明書きには表土は粘土、下層は石灰岩の土壌とあります。
ミネラル感は石灰岩の土壌からきているのでしょうかね。
バラの花やクローブの香りとありますが、僕は白い花の香りを連想しました。
価格が3000円と少しお高めですが、納得です。
だいたいお店では2倍〜2.5倍、とっても3倍といったところが多いようなので、お店で飲むと6000円は越えてきそうなので、なかなかグレードの高いワインになってしまいますね(涙
家飲みや、パーティーで持ち込むならとってもおすすめのワインです。
次は、泡を紹介しましょう。
スプマンテというのはイタリアのスパークリングワインのことです。
イタリアの泡といえば、僕はロンバルディア州で作られるフランチャコルタとヴェネト州のプロセッコを思い浮かべます。
「爽やかな香り、きめ細やかな泡、酸もしっかりしている」
でした。
ブドウ品種がアブルッツォ州の土着品種「ココッチオーラ」という品種だそうです。
初めて聞きました。
これめちゃくちゃおいしかったです。
お店のレギュラーのグラスで出しているプロセッコよりも一段上の味がしました。
価格も2700円といいお値段です。
お店では5000円を越えてくるでしょう。
やはり個人買いではいいワインだなという感じです。
キンキンに冷やして、最初の1杯にすれば、間違いないです。
番外編
時間がなくて、帰ろうと思った時にたまたまスペインワインが1本目に入ってきました。
こちらは「2016 Orchidea(オルキデア)」
スペイン北部のナバラ州という場所のワインです。
スペインワインは実は初めて飲みました。
品種は「ソーヴィニヨン・ブラン」
ソーヴィニヨン・ブランは「猫のしょんべん」の香りなど特徴的な香りがあったりして、好き嫌いが別れる品種ですが、このオルキデアに関しては果実味が豊かで、爽やかな香りでした。さんも綺麗で、少し甘さも感じます。
ソーヴィニヨンブランは冷涼な気候を好むようで、スペインのような暑い場所で作るのは難しいのですが、標高300〜450mの場所で作られた違った畑から採れたものをブレンドして作っていると解説に書いてあります。
そしてなんといっても価格が1600円!
安い!!
これはあたりだと思いますよ。
そしてスペインワインすごい可能性を持っているのではないかと胸が膨らみました。
スペインワインを飲んだのはこの1本だけですが、もっともっと美味しいのが出てきますよ。
また楽しみが1つ増えましたね。
個人的にドイツとスペインのワインはチェックです。
とりあえず今日はここまでにしましょう。
次は赤ワイン紹介します。
イタリアワインやはり個性が強く、とても面白い。
果実味が豊かで、イタリアの気候をそのまま表現しているようです。
ただ、好みでないなというワインもたくさん。
何十種類と飲んで、紹介できるのがこれくらいなので、
これは僕の実力不足なところもありますが、知識がついてくるともう少し詳しく紹介できそうです。
次は秋頃にまた大きな試飲会があるというので、行ってみます。