瓶を求めて
「三つ星 ジンジャーシロップ」の発案から3年が経とうとしている。
3年間毎週欠かさず作り続けて、いよいよ、自分の知らない人にも届けられる準備が整ってきた。
改良に次ぐ改良、今の答えがベストなわけだけど、完璧ではないので、また試行錯誤し続ける。
シロップがこれで行こう!と思ったら、
瓶をどうするか?
ラベルをどうするか?
送る時の箱はどうするか?
検査もする、価格も決める、
考えることがあり過ぎて、常に頭を回転させる。
1つの製品を作るだけで、こんなに慌ただしいとは。
僕なんか進む速度が遅過ぎて、話にならないくらいだけど、
普通ならもっとポンポンって進んでいくんだろうな。
3年はかかり過ぎた。
でもラベルもできて、印刷が上がった時、すごく実感が湧いた。
これでいくんだなと。
社会に評価される時がきたなと。
ここまできたらもうどうにでもなれという感じ。
安全面、衛生面は徹底して、味で色々言われても、もう受け入れるけど、それが今の僕の答えなんだというスタンス。
今日は瓶を見に行った。
合羽橋で買ってたんだけど、瓶を作っている会社さんが御茶ノ水にあって、たまたま友人が見つけてくれて連絡してくれた。
結果から言うと最高の出会いがあった。
最高の瓶が見つかって、価格も相当抑えてもらった。
どこまでも応援してくれるような社長さんで、最高の会社だった。
そうして情熱が伝わる人とこうして出会うんだから面白い。
そこからポンポンとラベルと箱の会社も良いところ紹介しますと、とっても良心的な会社さんを紹介してもらった。
1つ1つ理想の出会いが起きている。
これも本当に縁。
そして、完成した製品の姿がいよいよ具体的に浮かび上がった。
本当に自分の子供が間も無く誕生する。
部屋にこれから瓶が2種類250本が届く、ラベルは1000枚届く。
ナイキの創業者フィル・ナイトはオニツカタイガーをアシックスから取り寄せたときも部屋が靴でいっぱいになった。
そこから1足1足売って行って、徐々に大きくなって行った歴史がある。
その時のフィルの気持ちが今の僕の気持ちなんじゃないかなと
必死さと不安、興奮、希望、、
こういう気持ちであふれていたんじゃないかな。
ここにきて一気に流れがきている。
我慢の連続だったが、波にのると一気にことが進む。
疲労もマックスだけど、気持ちのいい疲労、このまま突き進むとぶっ倒れるぞと思っても、気持ちでどんどん進んでいくんだろう。
こういう状態は怖いけど、やっぱりやらなきゃいけない時ってあるんだよなと。
結局人を大事にすること、自分本位にならないこと。
細かいことを大事にする。
「良い時こそ謙虚に、悪い時こそ大胆に」
1歩1歩進んで行きます。
来週からいよいよ高知の農家さんに会いに行きます、
3年ぶりで、これから応援してもらえるように、お願いしてきます。
では、また!