U1の飯旅 28歳からの料理人への道

料理人として0からの挑戦、28歳底辺からのスタートでプロの料理人になるまでの記録

メキシコの話

"COCO(リメンバーミー)"というピクサーの映画を見た。

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結論から言うと、ひたすら良い映画だった。

メキシコの「死者の日」という日があって、この日は家族で亡くなったしまった家族、友人のことを話し合って、祈りを捧げる日本でいうお盆のような日をテーマにした映画。

 

メキシコ人の友達がいる。
アメリカに滞在していた時に何かのパーティで出会って、
アジア人だから卓球できるだろ?ってそれから毎週一緒に卓球をしていた。
彼からサルサを教えてもらって、チリ人とコロンビアの女の子と踊った。
これはもう6年前。

 

そんな彼が気がついたらpixarで働いていた。
pixarではShadingという仕事をしている。
shadingというくらいだから影をつける人なのかな。
聞いてもよくわからなかった。

 

そして2年前にピクサーに招待してもらった。
同僚の人たちと一緒に朝ごはんを食べて、横でPete docterが食事をしているよって。
ぴーとどくたあ?
誰だと思って調べてみると、モンスターズインクの監督。
知らないって怖いよね。
粘土を作るのが上手で入った人もいたし、
(映画のキャラクターは映像にした後、粘土で模型を作る)何か飛び抜けた才能を持っていて、さらにもう1つ2つ人より特別な才能がある人たちだった。

 

先月、彼と5年ぶりに再会して、こんなカードをもらった。

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cocoの主人公のミゲルくんと犬のダンテ。
彼はcocoのshadingを担当したみたいで、彼は本当に喜んでいた。なにせ母国がテーマなんだから。
カードをもらった時はまだcoco見てなかったから、よくわからなかった。
もらった手前見ないとなと思って、借りてみたんだけど、号泣。


歌も素晴らしいし、家族とのつながりって大事だなって思わせてくれた。
そっちか〜みたいな結末だったからいい意味で裏切られて余計に涙が止まらなかった。

 

そう、そしてカードを見てみるとなんか名前が書いてある。
彼に聞いてみるとミゲルくんをデザインした人のサインだという。
なんということだということで、急いで飾る。
cocoは彼のおかげで特別な映画になった。

そして彼は来年夏に公開されるトイストーリー4のウッディの色塗り?(正確でない)を担当するという。

 

ただの卓球友達だったのに、とんでもないところに行ってしまった。
しかし、卓球のラバーまだ持ってるか、何使ってるかと
未だに質問してくるのが面白い。

そして、次はメキシコで再会しようと約束をした。
彼がいなかったら考えもしかなった国。
メキシコ。

coco

まだ見てない人は見て欲しい。