U1の飯旅 28歳からの料理人への道

料理人として0からの挑戦、28歳底辺からのスタートでプロの料理人になるまでの記録

京都から焼き芋屋さんが家に来た話

どうも、精神状況が富士急ハイランドの"ふじやま"並みに乱高下しているU1です。

 

最近ソムリエの勉強を始めてからようやく知識が定着してきた実感があって少し楽しくなってきました。

 

フランスのワインの種類の多さと言ったら、始め見たときは、泣きそうになりましたが、今はラベルを見てどこの地方の第何級かまで少しづつ出てくるようになりました。

 

今の楽しみはこの覚えたワインを実際に飲んでみること。

 

テロワール

 

という言葉がありますが、これはそのワインを取り巻く環境のこと

 

気候であったり、土の状況であったり、

 

これが生産年によっても味が違いますし、10歩と離れない畑の区画で味が変わってしまう。

 

ワインに魅了されるのはワインの持つ背景の豊かさというのもあるのだなと勉強しながら気がつかされたことでした。

 

受験生に戻ったような感覚で、仕事の合間になってしまいますが、勉強が楽しいです:)

 

 

 

さて、

 

今日は1週間も前の話になりますが、

 

埼玉の僕の住まいになぜか京都の焼き芋やがきた話をしたいと思います。

 

まずこちらをご覧ください。

 

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これ家に止まってたら笑うでしょ。

 

同じアパートに住む人もみんなベランダを覗いていました。

 

駐車場に焼き芋や止まってることなんてなかなかないですからね

 

しかも京都ナンバー。

 

こちらが焼き芋屋さんの竹村さん

 

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普段からスーツで焼き芋を売っているわけではなく、今回の目的である、ある大きなイベントに参加するためにわざわざ京都からやってきたそうです。

 

京都に行った時にU1に話が合うそうな面白い人がいるから会ってみればと友人に紹介されたのが出会ったきっかけで、1度しか会ったことがなかったのですが、久しぶりなきがしませんでした。

 

 

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彼は売った焼き芋のお金で京都から東京まできていて、サバイバルな男なんです。

東京までは売ったお金で、その日の食費を捻出していたようです。

 

ただ東京ではサバイバルできないくらい疲弊していたので、とりあえず埼玉だけど、泊まるところと駐車場は確保できるよと

 

そんなこんなで僕の家を拠点にして3日くらい東京をぶらぶらして帰って行きました。

 

 

彼は京都では有名で、しかもなぜかテレビ東京

 

昼めし旅

 

という番組に出演していたんです。

 

その様子がこちら

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これは先月の放送だったと思うのですが、

 

実は、

 

なんとU1もこの昼めし旅に出演したことがあるんです!!!

 

2年前です。

 

そう、あのアルバイト先のハンバーグ屋が取り上げられたんです。

 

思い出すなぁ

 

その時のゲストは千原兄弟のせいじ。

 

僕は後から合流したのですが、ゲストが誰が来るか知らされていなかったので、

 

ゲストを見たときに

 

トミーズ雅

 

だと思って、トミーズさんって言ったら、スタッフの顔真っ青になって

 

せいじさん!!!せいじさん!!!

 

って小声で、でも大きな声で言うんです。

このボリューム感伝わるかなぁ

 

その時は思いもしませんでしたが、めちゃくちゃ似てるよなと

 

怒られませんでしたが、なかなかいじられました。

そして、僕の話す部分はかなりカットされていました笑

 

そんな思わぬ共通点もあり、年も近いこともあってか

 

スーパー戦隊は誰が好きだったか、おジャ魔女どれみは誰が一番かわいいかなど

 

ほんと内容のない話で朝まで盛り上がりました。

 

ちなみに僕はカクレンジャー

 

ダラダラ

 

という最後のボスの回が忘れられず、

 

大学3年生でもう一度見直して、改めてその怖さを再認識した覚えがあります。

 

ダラダラ知っている人いたら教えてください。

 

見方を吸収して自分の栄養にしちゃうんです。

魔人ブウに似てますね。

 

あぁ怖い。。。

 

話を戻しまして

 

竹村さんは、京都市内で春先まで売っていると思いますので、京都に行った時は彼を探してみてください。

 

ツイッターで常にどこで売ってるかを知らせているようなので

 

twitter.com

 

こちらが彼のツイッターです。

 

彼はさすが関西の血が流れる男

 

面白いんですよ。

何が面白いか言葉にできないのですが、雰囲気がすでに面白いので。

ブログも面白いですよ。

 

ameblo.jp

 

なので、SNSで彼の動向をチェックしておくのがおすすめです:)

 

 

今回はこの辺で

 

次回はU1

 

「3年目の酉の市にいく」

 

をお届けしたいと思います。

 

ではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

現在の不安(2017.12.6)

ここはどこだ。

 

久しぶりすぎて、時が止まっていました。

前回の投稿は11月24日。

 

今日は12月6日。

 

この1週間は大変ハードでした。

 

まず勤務先が変わりまして、昼間は寿司屋で夜はイタリアンレストランで働くことになりました。

 

寿司屋は

 

仕込み部隊

 

というのがあって、ひたすら魚をさばきます。

親方からオススメされて、ずっと魚を下ろす仕事です。

 

ここでしばらく魚を覚えたいと思っています。

 

夜のイタリアンはシェフがいるので、調理ではなく、サービスからのスタートです。

 

はやく1つでもいいから調理を覚えたいのに><

 

と思ったのですが、シェフから

 

「サービスでお客様に料理を伝えることをまず経験してからの方が君のためになる」

 

と言っていただき、それならまずはサービスを極めようではないかと思い、急がば回れではないですが、しばらくはサービスで頑張ってみようと思います。

 

労働時間外で仕込み等を見るのは全然構わないということだったので、調理の方も見て学んでいきます。

 

和食の親方とは徐々にイタリアンに方向を転換するようにするということで話をしています。

 

そして、将来どんなお店にしようか考えている最中なのですが、

 

イタリアンレストランだなと思っています。

 

10年続く飲食店は10%切るというのが通説で、日本は美味しいものがどこでも食べれるので、飲食店を開くにはそれなりの理由が必要です。

 

これだけ美味しいものが食べれる今、なぜその店がある必要があるのか、

 

ここをもっと追求していかないと確実に店を出しても潰れてしまうでしょう。

 

今はどうしたら生き残っていけるかそれだけを考えています。

 

パスタって無性に食べたくなるときありませんか。

 

日本人はイタリア料理大好きですよね。

 

イタリアは島国、料理のスタイルも素材の味を活かすもので、日本料理と似ていると言われます。

 

イタリア料理って安心感がありますよね。

 

もちろんすでに山ほどのイタリア料理屋さん日本にあります。

 

ただ、僕が料理を教えてもらおうとしているイタリアンのシェフは

 

イタリア料理が世界一美味しい。

 

そう信じて日々追求しています。

 

イタリアで修行して、

 

「日本人に合わせたイタリア料理なんて俺は作らない。」

「本場のイタリアの味をわかってくれるお客さんに来てもらいたい。」

 

と強く言っています。

 

これくらい角が立っていた方が、

 

「本場の味って食べてみたいな、」

 

「パスタ食べたいな、じゃああの店行こうか」

 

ってなるじゃないですか。

 

パスタといえばあの店、ハンバーグといえばあの店ってポンって出る店はやはり不動の位置を獲得していますよ。

 

なので、僕もシェフからイタリアの味を学ばせてもらって、みなさんに届けられたらと思うんです。

 

そこで、和食と寿司屋さんで学んでいる野菜と魚の引き出し方をイタリア料理に応用したいと思っています。

 

ただ、今はすぐには調理は学べません。

 

サービスとしてやるべきことが多すぎて、これはまだ時間がかかります。

 

そしてサービスとしてできる一番のことは

 

ワインの知識を蓄える

 

ことです。

 

イタリア料理にワインは欠かせません、そしてお店もワインと料理の組み合わせには大変力を入れています。

 

なので、なぜこのワインがおすすめなのか、このワインの特徴は何かを伝えられないと、お客様もじゃあワインくださいとなりません。

 

なので、当面の目標はワインを覚える。

 

そしてソムリエの試験を受けます。

 

なので、僕がお店を出す時も飲み物と食べ物の組み合わせは力を入れるポイントになると思います。

 

きっとジンジャーエールを作っている経験も活きてくると思うんです。

 

ソムリエシェフとして最高の料理と飲み物の組み合わせを提案できるようなお店がいいと思っています。

 

 

僕は2年前大阪のミシュラン3つ星のレストラン

 

"hajime"

 

のシェフ米田肇さんに直接手紙を渡してここで働かせてくださいって直訴したんです。

 

無謀な挑戦でした。

 

米田さんは飲食業界で超有名人です。

本にまでなっている人です。

本をたまたま手にした時に自分と境遇が少し重なっていると思ったんです。

 

社会人からの料理人への道

 

その米田さんと繋がりたいと思いダメ元でお店を予約して、一人でディナーをいただき帰り際にお手紙をお渡ししました。

 

すると30分もしないうちに返信が帰ってきて、

 

 

「ここは学校ではありません、基本的なことをしっかり覚えていないと何も始まらないので、まずは学ぶべきことを学んでください。

 

そして料理人は30歳までに料理人としての技術と心を身につけていないと厳しい。

 

君は28歳、僕が料理人を目指したのは27歳、僕は天に届くくらい働いた。

 

君もまずは与えられた環境で天に届くくらい働いてみなさい。」

 

というお言葉をいただきました。

 

それから今その言葉が常に脳裏によぎるんです。

 

そしていつも不安になるんです。

 

今回も調理に入ることができずにサービスとなってしまいました。

 

30歳も目前です。

 

しかしながら、目の前の与えられた環境でベストを尽くすことが今できることなので、

天に届くくらい働いてみます。

 

 

ジンジャーシロップのその2を書こうと思ったら、大変道外れなことを書いてしまいました。

 

ジンジャーシロップも同時平行なんです。

 

なかなか進まないのは自分のせいなのですが、今日このブログをかけてよかった。

 

これが自分の戒めになるので。

 

自分へのメッセージです。

 

ジンジャーシロップもこのまま続けていきます。

 

最終的な目標は自分の飲食店とジンジャーシロップの工場を持つことなので、それは絶対に成し遂げて、なんとか社会に貢献できて、僕が生きる間ずっと作り続けられるようにしたいです。

 

ここ1週間でいろんなことがありました。

 

ジンジャーシロップその2の前に、

 

京都から焼き芋屋さんが家に来た話をさせてください。

 

 

 

 

限界突破ジンジャーシロップの原点に迫る その1

みなさんこんばんは。

 

今日は私の今一番力を入れている、ジンジャーシロップについて書かせていただこうと思います。

 

熱くなってしまって、ついつい長くなってしまうことが予想されます。

とりあえずその1にしておきましょう。

 

だって2年4ヶ月の歳月が過ぎているんです。

2年4ヶ月毎週シロップを作り続けています。

気がつけば2年4ヶ月。

あっという間でした。

ほんと1度も途切れることなく作り続けました。

熱しやすく、冷めやすい性格ですが、これは未だに夢中で作っています。

 

ここに書き残したことが私のジンジャー人生の軌跡になるんです。

 

これがスティーブジョブズでいうところのウォズニアックと自宅のガレージで肩身がせまい思いをしながらアップルの原型を作っていった話と同じなんです。(勘違い

 

 

現在は、高知県の「ラッキー農園」さんと協力してシロップを作っています。

ラッキー農園さんの話はその2にしましょうか。

 

 

ところで、ジンジャーシロップってわかりますか?

 

ジンジャエールの原液

 

と言えば分かるでしょうか。

 

ジンジャーシロップと炭酸で割るとジンジャエールができるんです。

そうです、なので私はジンジャエールを作っているんです。

 

その始まりは2015年7月。

 

僕が大学に在学中の時の話です。ちょっと前置きをさせてください。

 

僕はアルバイトとしてハンバーグ専門店で働いていました。

そこは個人店で、しかも25年以上続く名店?と言えるかもしれません。

やっぱりいろんな意味で言えないです。

 

この店長のことをスタッフは「キャプテン」「キャップ」と読んでいます。

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*「はい、笑顔〜」っていって撮られた写真です。

なんだかなぁ。。。笑

 

真ん中が店長、奥が田中さんというこれまた大ベテランの元主婦。

手前がU1です。

 

キャプテンはもともと○下電気という当時一番勢いのある会社でシステムを設計していました。

○下K之助さんの頃の話です。

大学は理系で、そこから一般企業で勤めてからの飲食店経営者なのでちょっと異色な経歴の持ち主なんです。

 

 

しっかり仕事をすれば後は自由

 

 

という暗黙のハウスルールがあり、まぁ僕はここでだいぶハマっていました。

ここで書ける内容がみつかりませんが、えらく自由でした。

 

ただめちゃくちゃ大変です。

13坪しかない、それも客席だけで言うと10坪くらいでしょうか、

 

客が1日に100人以上くるんですから。

 

それを3人で回すんです。

死にますわ笑

 

そして店長と相方の田中さん、基本休みません。

月曜日のみ午前休みで、後は勤務です。

キャプテンは月曜の午前中で餃子の卸業をしているので、その仕込みをします。

 

キャプテンは本当休みません。

今まで見てきた中で一番おかしいです、体力が。

さすが6大学応援団所属していただけあって、気合が違います。

 

さて、話を戻しまして、

 

自由なのはいいのですが、体力的にめちゃくちゃきつかった。。。

 

ほんとお客来るなって思ったこともたくさんありました。

 

きついんです。

土日は特に。。。

 

時給に見合った労働量じゃないなと思って(周りの店より割高なのですが)

やめようかなと思ったこともあったのですが、

 

パッとアイディアが浮かんだんです。

 

メニュー見てたらソフトドリンクが、

 

「コーラ、オレンジジュース、アイスコーヒー」

 

だけ

 

少ないよなドリンクって思ったんです。

 

そんなことを考えていると、また記憶がフラッシュバックしたんです。

 

あるパーティーに参加した時の話。

 

そこに

 

Original Ginger Ale

 

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って飲み物が用意されていて、これが生姜から作られたジンジャーエールで、

 

○ナダドライ ジンジャーエールは実は香料だけなんです。

○ィルキンソンも

 

この時僕は初めてリアルなジンジャーエールを飲みましたが、確かにドライな感じとは別の辛さの中に温かみを感じたことを覚えています。

コンビニに売ってる香料だけのジンジャーエールよりも美味い!

 

これが生姜から作られる本当のジンジャーエール

 

そして、さらにパーティーで僕の友人がそのジンジャーエールをがぶがぶ飲んでいるんです。

 

中毒者のように。

 

結局ほとんど彼が飲んでしまったんです。

そう、はるき君、あなたです。

 

僕はその時の映像がフラッシュバックしたんです。

これだっ!!!って思いました。

 

ジンジャーエールを自分で作って、この店で売ろう!!!

 

なんで作れると思ったのかはわかりません。

まったく根拠のない話で、作り方なんて何も知らないんですから笑

 

そしてそのことをキャプテンに直談判すると

 

「いいよ」

 

終わり

 

えっ?いいの?まじで笑

 

店で自家製ジンジャーエールを出せることに!

ただ、ここからがきつかった。。。

 

そして、まずはネットで調べてみると結構出てくるんです。

僕はほぼ日のジンジャーシロップの作り方を参考にしました。

 

それがこちら。

 

www.1101.com

 

 

詳細に書かれていて、写真もあってかなり参考にしました笑

あくまでも参考に、こうしたらどうかな、などもう実験。

調理ではなく、調合。

 

生姜はどうやら高知県が有名なようだと

 

そしてネットで調べていると、JA四万十(しまんと)さんが

 

高知県産 切れ端しょうが 1キロ650円という価格で売っているんです。

 

早速注文して

 

第1回目の試作がこちら

 

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今見るとめちゃくちゃ不味そうですね笑笑笑

でもすごく真面目に作っていたんです。

 

確か、生姜を擦って、砂糖と、香辛料はクローブ、カルダモン、シナモンだったかな

あとペッパーと鷹の爪を入れたと記憶しています。

 

そして出来上がったシロップを炭酸で割って、店でキャプテンと田中さんに飲んでもらうことに

 

反応はというと、

 

キャップ 「うっうん、うまい?」

田中さん「生姜汁って感じ」

 

終わってる笑

 

そしてキャプテンやると言ったらやる男、これを店で出しちゃったんです。

 

そしたら残って返ってくるんですよ。><

全部飲みきれないんです。もちろん不味くて。

 

「全残し」

 

っていう単語が生まれたのはこの頃ですね。

いやぁきつかった。

 

「自家製ジンジャエール

 

って名前見るとうまそうに見えるじゃないですか

 

で注文したら生姜汁がでてくるの。

罰ゲームじゃないんだから。

 

それで僕はこのままではまずいと思ったんですよ。

店にもお客さんにも。

 

ある日思ったんです。

 

いくらネットで調べていても、

 

そもそも自分は生姜のことを知らないのではないかと。

 

どんな風に育てられるのか、保存方法はどうなっているのか、などなど何もわかっていなかったんです。

 

そこで、僕は生姜農家さんに行って直接教えてもらおうと、そして生姜の収穫を手伝わせてもらおうと思いまして、

 

つてなんて当然ありませんから、

 

矢野大地さん

 

という高知県のブロガーさんをたまたまツイッターでフォローしていたんです。

 

yanodaichi.com

 

こちらの方です。

高知県のブロガーさんといえばイケダハヤトさんですが、

 

矢野さんは当時イケダさんの秘書?お手伝い?さんをされていて、それで何か面白いことが起こるかもしれないと、面識もないのですがとりあえずメッセージ。

 

すると数分後

 

「ラッキー農園さんという農家さんが面白いですよ」って返ってきたんです!

 

で、早速「ラッキー農園」を調べてみると、

 

「限界突破 しょうが」

というブランド生姜を作っているみたいなんです。

 

ネーミングが怪しすぎではないですか笑

農園の名前も不思議だったのですが、面白そうだというのは直感的にわかりました。

 

僕はその時沖縄にいたんです。

寝床と食事だけ提供していただければ1週間ほどお手伝いさせてくださいと、とりあえず電話をしてみることに。

 

とても丁寧な方が出られて

 

「収穫時期は10月末なので、その時でしたら大丈夫ですよ」と

 

まさかのOKが。

そして満を時して高知県に行くことになるんです。

待っている高知県

初めての四国ですよ!!

 

 

そしてここからが僕のジンジャーシロップの物語の本当のスタートになるんです。

 

 

 

はぁ、その1長かった、、、

とっても長かったですね、

読み飛ばしました?笑

 

その2で終わる気がしないですが、次回も読んでください。

 

このジンジャーシロップの原点はこのブログの中でももっとも大事な記事になると思いますので。

永久保存版です。

僕だけの笑

 

てな感じで今日はここまでです。

では、また!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暮らすところマーケット参戦なるか!?

こんばんは。

前回のブログの投稿から早くも9日も経っているではありませんか。

なんとスローペースな更新。

書きたいネタはたくさんあるんですが、とにかく習慣になっていません。

 

本記事では、先週11月19日行った(もう遅い)暮らすところマーケット(@埼玉県所沢市航空公園内広場)の様子をお伝えします。

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暮らすところマーケットとは

・モノの命を大事に使いきること。

 

・「安いのでとりあえず」ではなく、使い込むうちに愛着や味わいや風合いが増す、そんなものを長く大切に愛用すること。

 

・出来る限り生産者の分かるものを選ぶこと。

 

・地元で採れた産品を商品化している地産地消団体や商店を利用する。

 

・環境に配慮した商品や企業の姿勢、ポリシーにも気を配る。

 

それらのことは、日々の生活と自分、そして生産者と地域、人とモノとの関係を慈しむということに他ならないと思います。

今、本当に見つめ直すべきことは、グローバリゼーションからローカリゼーションへ、つまり、地元・地域へ目線を転じること、

そして作り手が思いを込めて作ったモノが直接、生産者から消費者の手に渡る‐ そんな笑顔の連鎖が生まれることなのではないでしょうか。

かつては「三八の市」(※注釈)という市が定期的に開かれ、県南部や多摩地区の物産、農商の集散地として賑わった

私たちの街、所沢。地元で採れた産品や職人たちが製作したものを持ち寄り売り買いした、かつての市の賑わいを

若手個人店主やクラフトマンが集い、「現代版のマーケット・マルシェ」として再興できたら・・・というこの街が

歩んできた歴史へのリスペクトもこのマーケットには込められています。

日々の暮らしと私たちの「暮らすトコロ」を見つめ直す、そんな、ささやかなきっかけとなれば幸いです。

 

暮らすトコロマーケット実行委員会

 

 

以上公式HPから引用しましたが、要は、大量消費ではない、作り手の顔の見える商品を扱いましょう、消費者と面と向かって製品の想いを伝える場にしましょうというコンセプトだと思います。

 

 もともと11月18日に開催予定だったのですが、悪天候のため、19日に延期になり、急遽いけることに!!

 

さて、それでは会場の様子を見てみましょう!

 

まず、航空公園って初めて行きましたが、いきなりYS-11!!!!!

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これ日本初の国内旅客機で、実は私飛行機にわか程度ですが好きなんです。

私の母校の高校もYS-11所有しています(?)

かっこいいですね:)

 

本線に戻りまして、会場の様子

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大勢のお客さんで賑わっていました!

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お花屋さんがきてたり、

 

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車で自家焙煎している旅人コーヒー職人がいたり、

ちなみにコーヒーを出しているお店は数点あったのですが、こちらがぶっちぎりの人気店。

 

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食器職人さん

 

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自家製ドレッシングのお店

 

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ここは入れたてのチャイが飲めるお店

煮出すところをパフォーマンスとして見れるので、なんかやってるって見にくる人、また煮出したいい香りでつられてくる人、作り始めるとざわざわと人がやってきます。

 

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こちらのバナナブレッドが美味しそうだったのですが、食べられず。。

 

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ちびっこのための木工ワークショップ

 

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愉快な音楽とともに、みんな踊る、

子供達がはしゃぐはしゃぐ

おじさんも愉快な気持ちになりました:)

 

と、まぁこんな感じだったのですが、私がきた理由は買い物ではありません。

 

 

私の作る製品を出店して売りたい。

 

 

これなんです。

まず公式HPから出店情報を探してみても掲載されていないんです。

とりあえず会場をぶらぶらしてどんなお店が出店しているのか、お客さんの人数と客層はどうかなど見て、思ったことは、

 

人めっちゃおる!!!

出店しているお店のレベルが高い!!

 

写真を見てわかるように製品の質がとにかく高い。

今は個人でものを作って売れる時代。

にしてもレベルが高すぎないか

 

焦りを抑えながら運営のスタッフさんを探す。

そして出店の責任者の方にお話を伺うと、

 

出店には

・運営側からのオファーがないと出店できない。

・出店している人は実店舗、またはネットに自社のサイトがあるかが最低条件ということで、、、

 

現在もっているのはこのブログのみ、、、

ドラクエで言うと

木の棍棒しか武器がなく、ムドーに挑むようなものではないか。

 

これは後に詳しくブログの記事にしたいのですが、

私はかれこれ3年ほどジンジャーシロップを作っているんです。

 

高知県の農家さんと2人3脚で作っています。

料理人になるきっかけはこのジンジャーシロップなんです。

 

我が息子であるジンジャーシロップを皆さんにお届けするのに暮らすところマーケットは最高の場所ではないかと思いました

 

が、

 

3年間も毎年自分の製品を売り込んでいる人もいたり、キャンセル待ちが今年だけで13組み。。。

 

製品を伝える手段がまだないというのはこれは致命的なこと。

今までは味だけを追求してきましたが、広めるための努力も作る努力と同じくらいの熱を持ってやらないといけないですね。

 

よし、帰ろう。

 

やらないといけないことが山積みです。

 

でもこうやって歩いてみるとよくわかりました。

今後出店する機会がどこかである時にこのマルシェでの反省を活かしたいです。

 

 

次の記事は僕のジンジャーシロップの出会いから、ここまでの歩みを紹介させてください。

面白い農家さんが出てきますよ:)

 

 

 

 

 

【飯旅】300年続く百姓の味を食らう 百姓屋敷じろえむ 

昨日は千葉県南房総市にある食事処に行ってきまして、そこは築300年を誇る立派なお屋敷でした。

百姓って身分が低いイメージがありましたが、とんでもない。

 

まず門構えから

 

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え!?

 

ここ曲がったら何もないだろうっていう畑道を行ったところにどかんと出てきました。

 

そして、

 

門を入ると「コケッコッコー」と大合唱が聞こえてきました。

 

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ニワトリさんがいるのですが、じろえむさんにくるということは

 

「あ、ニワトリがいるなぁ」

では終わらないのです。

 

 

「これからあなたたちをいただくのね。。」

 

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じろえむさんでは自家栽培の有機野菜とお肉も育てて食べるまで全部やります。

 

さて、食事処に到着するとそこは立派なお家。

社会の教科書でしか見たことがないような家具がたくさんありました。

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さて準備が整ったようで、いよいよお食事スタートです。

 

まずは前菜から

 

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左の小鉢に盛られた白い食べ物は初乳をしぼって作ったカテッジチーズ、チーズの香りとそぼろのような食感。これは江戸時代に将軍がつくらせて、当時の重要な栄養源になっていたそうです。

 

右奥に見える卵焼きは産みたて卵をつかった卵焼き。

半熟でいただきます。

甘めの味付けは漬物との相性がいい。

 

日本は発酵食の国、漬物をこれだけ食べる機会ってないですよね。

新生姜の酢漬け、たまり漬けの2種類が特に美味しかった。

あとは真ん中の小鉢

はやと瓜という初めて食べましたが、甘酢漬けでした。

これが大変美味しい。

ゆずは門に入る途中になっていたものを使ったのか、贅沢に入って香りがとても強かった。

 

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自家製こんにゃく

もちもちして、僕は市販のこんにゃくより断然こちらが好き。

香りもより自然な香り。

ここにもはやと瓜が。

 

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これが例のニワトリさんです。

大事にいただきました。

だって目の前にニワトリさんいるんですもん。

 

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こちらはニワトリさんのソーセージ

淡白でさっぱりとした味。

ピーマンの付け合わせがおいしい、ごま油の香りとシャキシャキな歯ごたえで、印象に残った。

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プラス50円で卵かけ御飯をいただけます。

 

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ニワトリさん、本当にありがとう。

スーパーに並んでいるニワトリさんは餌に着色がされていて、卵の黄身が赤く色づくようにされているのですが、じろえむさんの卵は真っ黄色。

自然のものを食べていると黄身がきれいな黄色になるようです。

 

締めのデザートです。

 

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甘酒のシャーベットと栗あんこ。

甘酒のシャーベット初体験でしたが、とってもおいしい。

もっと食べたい、、、

 

まだ夢中で食べて写真を撮り忘れ他のもありまして、

米粉のてんぷら、里芋の煮物、山芋とろろ、、、

とまぁ盛りだくさん

 

当然こうなります。

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おじいちゃん、おばあちゃんちでご飯を食べに来たみたいな、居心地のいい空間で、

店主のいなばさんも料理を出し終えると放置プレイ。

あやうく寝かけた。

呼びに来てくれ。

回転率という概念が無いようです。

最高です。

 

以上3000円なり

安いよね。

 

昔の当たり前が当たり前でなくなってしまって、どこの国の誰がどう作っているかが見えなくなった今、体に入っていくものが目の前にあるってなかなか貴重な経験です。

でもちょっと前では当たり前にあった姿なんです。

食べることは腹に入れて終わりではなく、生きるものを殺生して、生かしてもらうという意識が自然と共に生きるという上で必要だなって思います。

環境を壊すなんて自分を生かしてくれている自然を目にするとそんな考え持たないですよ。

もっと大事にしたいなって思うはずです。

こころのこもった「いただきます」「ごちそうさまでした」がじろえむさんにはありました。

 

店主の稲葉さんも丁寧な方で、笑顔が素敵でした。

ありがとう、じろえむ。

 

では、また!

自己紹介2

先ほどディナー営業から帰宅しました。

いつも最後の料理を出し終わるまでヒヤヒヤしながら親方の動きについて行く日々です。

 

僕は今割烹で修行中です。

料理の基礎は親方からみっちりしごかれながら教えていただいてます。

まさか自分が和食から料理人生が始まるなんて思ってもみなかったです。

 

料理人になると思った時にどの分野の料理人になるかはっきりしていなかったのですが、縁があって割烹で修行することになりました。

 

親方は東京の有名料亭で働いていたバリバリの料理人で、現在は独立されて、1人で切り盛りされています。

料理に対する姿勢はめちゃくちゃ厳しい方で、毎回怒られていますが、いいご縁だったなと思います。

 

ただ、僕はインターンという形での勤務なので、基本的には報酬は発生しません。

なので、別に働いていないと生活できない、なかなかのハードモードな人生なんです。

 

現在は数カ所を掛け持ちしてなんとか生計を立てている非常に不安定な生活で、こちらも早く安定させなければと思い日々模索しています。

 

28歳からの料理人への道、なかなか険しいです。

思った以上に険しいです。

日本国内全28歳の中で一番お金がないんじゃないかと思ったこともありました。

ここからです、U1はここからどうにかするのです。

 

掛け持ちしている勤務先についてもまた記事で書いてみようかなと思っています。

 

では、また!

 

 

 

 

 

自己紹介

2017年4月から本格的に料理人になる"修業"が始まりました。

 

それまでは小学校で働いたり、塾で働いたり、教育業界に身を置いておりました。

 

「自分は何がしたいんだろう」という問いが28歳になるまでわからずに、右往左往しながらこれまで迷走して来ました。

 

一人っ子ってわがままだと言いますが、僕がまさにそうでした。

やりたいことをやって、責任も逃れて、今が楽しければいいと思って先のことは後回し、気がつけば30代目前。

 

学校の宿題もろくに出してこなかった人生。

最近わかったんです。

宿題って大事だなって。

期限を守れない人間は信頼されないんです。

宿題って期限を守って信頼を積み重ねる習慣をつけさせる大事なものなんです。

そういう習慣が全くついていなかった。

 

だから今修業している店では基本的なことでめちゃくちゃ怒られます。

当たり前のことが当たり前のようにできていない。

教室って自分以外の大人がいない環境だと自分が正しくなってしまう。

だから間違いを訂正されることが少なかった。

 

今はチームでやっているので、自分の行動が足を引っ張って結果的にお客様に良いものが提供できなくなってしまうことになる。

だから、僕はここからが本当のスタートだと思う。

遅れてのスタートだけど、ここから社会に出る人間としてもう一度やり直したい。

 

今の自分の社会での立ち位置はすごく低い。

どれくらい低いかというと

ガス、水道、電気全インフラが止められた経験があるくらい弱い。

ここからどれだけ進んでいけるか、大変な挑戦が始まります。

諦めずに頑張ります。

 

全く自己紹介になっていませんが、面倒な人間だということはわかっていただけたかもしれません。

 

次はお店のことを書いてみようかな。

これから夜の営業です!

 

行って来ます! 

では、また!