U1の飯旅 28歳からの料理人への道

料理人として0からの挑戦、28歳底辺からのスタートでプロの料理人になるまでの記録

人生最大のピンチ 農家さんを訪ねて高知県へ

【ラッキー農園訪問記】

 

7月4日から6日まで高知県大豊町ラッキー農園の酒井さんのところに行ってきました。

3年前に初めて行って生姜の収穫を手伝わせてもらって、今年も農作業手伝ってきました、、

と言いたかったのですが、皆さんご存知のように西日本はヒストリカルな大雨で、農作業を手伝ってきたのですが、それどころではなくなってしまいました。

 

これは今は安心しているので書ける内容ですが、災害の怖さを体験して、改めて、生きてて良かったと思いました。

 

4日。
行きはまだ降ったり止んだりで、台風も過ぎ去ったことだし、もしかしたら晴れ間も出るかもなといった呑気なことを言えていまして、実際に青空も少し出てたんです。

しかし高速道路が通行止め区間が出ていて、バスの到着も予定より3時間遅れ。

到着した日は農作業もできず、温泉に連れて行ってもらって、夜は宴でした。
本当に楽しい夜で、終始笑い続けていました。
今年一番笑ったかも。

 

翌日5日はトマトの脇芽をとる作業。
トマトはお日様が命。
それが1週間晴れ間が出ずで、心配です。
第一陣のトマトも緑ですが、収穫ももう間近というところで、この天気はほんと勘弁してくれ。


雨もこの日は1日中降り続いた。
山の雨ってすごいですよ。
当たると痛い雨ってわかりますか。
風とともにヒョウみたいな雨
あんなのが延々続くんです。
ハウスの屋根に打ち付ける音で、1mの距離で話していて、
え?って聞き返すくらい。
大声出して話すもんだから作業と同じくらい会話に体力がいる笑

 

さて、トマト。
上に伸びていく必要な脇芽と不要な脇芽の区別がわからずに、大事な脇芽も切ってしまって、ほんと申し訳なかったです。損失ですからね、
しばらくすると目も慣れてきて、なんとかやりきりました。
限界突破トマト」がなぜあんなにコクがあって美味しいのか、それは

 

"作業の手間を惜しまない"

 

農家さんの姿勢にあったのではないでしょうか。
お日様がなるべく当たるような工夫、例えば毎回ハウスの屋根を開けて、お日様が直接当たるようにする、茎をペンチで曲げて、トマトが葉っぱに隠れずに日が当たるように調整したり、、、


酒井さんは独自の農法を試行錯誤で今のやり方にたどり着き、収穫も安定してきているようです。
ちょきちょきしてあっという間に1日が終わってしまいました。

 

生姜ですが、雨に打たれ続けながら頑張って耐えていました。畑が棚田になっているので、水が流れていく構造なので、一応は無事でしたが、冠水すると非常にまずい状況だということ。
農作業の計画もこの雨でずれてしまって、作業がほとんど進んでいないので、困っています。

 

そして昨日6日
同じペースで延々降り続く雨で、この日も朝から大変強い雨が降っていました。
8日に仕事があって、帰らねばならず、どうしようかどうしようかと1時間以上悩んで、作業も手につかず。
明日まで帰る日を延ばそうとしても、明日も同じペースで降るので、道路も山の状況も悪くなるばかり。
日曜日には曇りになって、走れる道も出てくるかもしれないけど、仕事に間に合わない。

 

国交相のHPでは、国道、県道が次々通行止めになって行って、もしかしたら大豊町から出れなくなるかもしれないという危険性が出てきた。

電車で徳島に向かって、淡路島経由で帰るルートだったのですが、電車は全滅。

 

そして明石海峡大橋が通行止めというニュース。


四国から本土に向かう橋が次々通行止めになって行って、いよいよやばいぞと飛行機で帰ることに。

家を出る前は大豊町から高知までの高速が使えるということで、酒井さんに迷惑をかけて送ってもらうことに。

 

山から下りてくる道は超危険。
道端に大木、石が平気でゴロッと落ちていて、
山の上から今にも落ちそうな丸太がむき出しでなんとか止まっている状況でいる。
道はコンクリートが凹んで今にも崩壊しそう。
この連続。


そして川がやばかった。

 

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いつもは穏やかな川が怒り狂っている。
動画で見てもらえると伝わるか、
山道はとにかく超危険。

国道は通行止めなんだけど、抜け道から通行止めの国道の中間地点に出て、そこから通行止めゲートを出る。
「一度出ると入ってこれないですよ」と
言われながら、
これは酒井さんは送った後国道を使って家に戻れないことを意味する。

県道も通行止めなので完全にアウト。

 

そして頼みの大豊町から高知市の高速が通行止め。
おい、ネットの情報とちがう。


あとで分かったことだけど、違うサイトでは通行止めになっていて、見ていたページで反映されていなかった。

そこで、迂回路に次ぐ迂回路でなんとか峠を超えて空港まで無事について、後は酒井さんが無事で帰ることが最大のミッションになった。

 

地図で確認すると、
高知からの山道から439号線という県道がなぜか通行止めになっておらず、その他の道は全方向通行止め。

 

ただ山道は先ほどお伝えした通り超危険。
じゃあ暗くなる前に家に帰りますとここで解散。

 

めちゃくちゃ不安で、何回かHPを更新しながら様子を見ていると、解散から1時間半後くらいか、更新した時に、先ほど酒井さんが向かった高知から県道に出る道が通行止めになっていた。
これはヤバイと思って、電話すると、

 

「その道はちょうど今抜けました!!」

 

というので人生最大の安堵。
ほんとアルマゲドン


そこからも山道で帰るので、なんとか無事を祈りつつ、解散から3時間後に到着の連絡が。
いやぁ本当に人生で最大の安堵。

 

僕は19:00の飛行機だったので、ちょうどその連絡を受けて、離陸し、無事に羽田につきました。

 

自分のせいで人の命を奪ってしまうところでした。
これは大げさではないです。
酒井さんご夫妻には多大なご迷惑をかけました。

 

本当に無事でよかった。
生きてると心の底から感じる瞬間でした。

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瓶を求めて

「三つ星 ジンジャーシロップ」の発案から3年が経とうとしている。

3年間毎週欠かさず作り続けて、いよいよ、自分の知らない人にも届けられる準備が整ってきた。

改良に次ぐ改良、今の答えがベストなわけだけど、完璧ではないので、また試行錯誤し続ける。

シロップがこれで行こう!と思ったら、

瓶をどうするか?

ラベルをどうするか?

送る時の箱はどうするか?

検査もする、価格も決める、

 

考えることがあり過ぎて、常に頭を回転させる。

 

1つの製品を作るだけで、こんなに慌ただしいとは。

僕なんか進む速度が遅過ぎて、話にならないくらいだけど、

普通ならもっとポンポンって進んでいくんだろうな。

 

3年はかかり過ぎた。

でもラベルもできて、印刷が上がった時、すごく実感が湧いた。

これでいくんだなと。

社会に評価される時がきたなと。

ここまできたらもうどうにでもなれという感じ。

安全面、衛生面は徹底して、味で色々言われても、もう受け入れるけど、それが今の僕の答えなんだというスタンス。

 

今日は瓶を見に行った。

合羽橋で買ってたんだけど、瓶を作っている会社さんが御茶ノ水にあって、たまたま友人が見つけてくれて連絡してくれた。

結果から言うと最高の出会いがあった。

最高の瓶が見つかって、価格も相当抑えてもらった。

どこまでも応援してくれるような社長さんで、最高の会社だった。

そうして情熱が伝わる人とこうして出会うんだから面白い。

そこからポンポンとラベルと箱の会社も良いところ紹介しますと、とっても良心的な会社さんを紹介してもらった。

1つ1つ理想の出会いが起きている。

これも本当に縁。

そして、完成した製品の姿がいよいよ具体的に浮かび上がった。

本当に自分の子供が間も無く誕生する。

 

部屋にこれから瓶が2種類250本が届く、ラベルは1000枚届く。

ナイキの創業者フィル・ナイトはオニツカタイガーをアシックスから取り寄せたときも部屋が靴でいっぱいになった。

そこから1足1足売って行って、徐々に大きくなって行った歴史がある。

その時のフィルの気持ちが今の僕の気持ちなんじゃないかなと

必死さと不安、興奮、希望、、

こういう気持ちであふれていたんじゃないかな。

 

ここにきて一気に流れがきている。

我慢の連続だったが、波にのると一気にことが進む。

疲労もマックスだけど、気持ちのいい疲労、このまま突き進むとぶっ倒れるぞと思っても、気持ちでどんどん進んでいくんだろう。

こういう状態は怖いけど、やっぱりやらなきゃいけない時ってあるんだよなと。

 

結局人を大事にすること、自分本位にならないこと。

細かいことを大事にする。

 

「良い時こそ謙虚に、悪い時こそ大胆に」

 

1歩1歩進んで行きます。

来週からいよいよ高知の農家さんに会いに行きます、

3年ぶりで、これから応援してもらえるように、お願いしてきます。

 

 

では、また!

6月4日 株式会社稲葉 試飲会2

こんばんは。

今すごく人生の流れが悪いU1です。

この前36,000円ぼったくられました。。。

僕のホームの上野で。

こんなことがあるのかということで、気がついたら札達が姿を消していました。

 

詳細はここでは書けませんが、とにかくそれから運気が下がっています。

今すごく大変な時なのですが、ここを踏ん張ってまたいい流れにしないと。

 

悪い流れの時って、全部を悪くとってしまう。

電車がちょうど行ってしまったり、赤信号で捕まってしまったり、

悪いことばかり起きていると脳が勝手に判断してしまうんでしょうね。

 

行動を起こさなければ、運気を上げられないということで、ブログを更新する、朝早く起きて部屋を掃除する。

まずはこの2つのアクションから建て直し計画を行う。

 

さて、話を本題にもどして、今日は先日の稲葉の試飲会で飲んだ美味しい赤ワインを紹介したい。

 

実は、試飲会会場には終了1時間前に入って、赤ワインは全部飲みきれず、飛ばし飛ばしでいいなと思ったものを試飲したので、実際にはもっとあったであろう美味しいワインを試せなかったのが悔やまれる。

 

いいわけはこの辺にして、まずはヴェネト州のアマローネから

2013 アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラシコ

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ブドウ品種はコルヴィーナロンディネッラモリナーラ

飲んだ時の印象は

「ふわっと甘みが広がり、同時に樽の香りも柔らかくあり、とにかく美味しい赤だな」と思った。

酸も少し感じられ、くどくならない印象。

解説によると、フレンチオーク樽で15ヶ月熟成させる、アパッシメントしたブドウを使用している。

アパッシメントとは、ブドウを3~4ヶ月陰干ししエキスを凝縮させ、40~45%ほど水分を取り除き、糖度が上がったブドウを発酵させること。

 

アパッシメントにより乾燥したブドウは重量が減るため、通常のワインに比べて必然的に生産量が少なく稀少性が高くなることで、値段もそれなりの値段になってしまうというわけです。

「アマローネ」というのは苦味という意味のようで、ただ、このアマローネに関してはそこまでタンニンが強いという印象はなく、適度な渋みと、余韻の長さが特徴的だなと思いました。

お値段は4100円となり、お店では、8000円から10,000円は超えそうです。

 

やはり2000円台の美味しいワインを探すのに力を入れるのが良さそうです。

なかなか手が出ないですよね、、

 

とりあえず今日はヴェネト州の赤ワイン「アマローネ」を覚えてください!

作り方の「アパッシメント」も要チェックです!

ヴェネト州はほんと赤白と美味しいワインが多いですよ!

 

とりあえずここまで

ではまた!

株式会社 稲葉 試飲会 6月4日

試飲会の報告です。

 

試飲会はお店のショップカードを持っていくと、ただでたくさんの種類のワインを試飲できる、見習いの僕にとっては天国のような場所です。

 

本来であれば、ワインを管理するマネージャーやシェフが試飲会で次に仕入れるワインを試飲させて売り上げに繋げるというのが目的ではありますが、僕のような見習いも混じって申し訳ないですが、背中を借りています。

 

シェフからはお店で使えそうなワインはお前にはわからないから、好きなものを数多く見つけて来いと行って送り出してもらいました。

 

さて、お店では稲葉のワインと言ったら、

こちら

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Com'e「コメ」

北イタリア、ヴェネト州で作らていますが、何と言っても使われているブドウ品種が

コルヴィーナ、ロンディネッラです。

これはイタリアを代表する赤ワインの1つアマローネと同じ種のブレンド

ヴィッラアンナベルタという家族経営のワイナリーが作るこのワインはフレッシュなんだけど、コクがあり、タンニンは穏やかなんだけど、余韻が続くコスパの良いワインです。

これ、価格が1500円なんだけど、ほんとにいいワイン。

 

さて、今回の試飲会で僕が個人的に美味しいなと思ったワインを紹介します。

まずは白ワインから

 

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「2016 Gewurztraminer(ゲヴェルツトラミナー)」

こちらも北イタリア、トレンティーノ=アルトアディジェ州のワインです。

アルトアディジェはオーストリアと国境を境にして、イタリア語とドイツ語が公用語のようです。

さてそのアルトアディジェ州ですが、白ワインは僕の中で最強におすすめです。

僕の大好きなワインミュラートゥルガウもアルトアディジェ州産

ドイツワインの影響が少し入ってきているみたいですね。

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さて、話をゲヴェルツトラミナーに戻しますと、このワインを飲んだ最初の印象は

「香りが華やか、白い花を思わせる。ミネラル感があって、綺麗な酸だな」

こういうワイン大好きなんです。

説明書きには表土は粘土、下層は石灰岩の土壌とあります。

ミネラル感は石灰岩の土壌からきているのでしょうかね。

バラの花やクローブの香りとありますが、僕は白い花の香りを連想しました。

価格が3000円と少しお高めですが、納得です。

 

だいたいお店では2倍〜2.5倍、とっても3倍といったところが多いようなので、お店で飲むと6000円は越えてきそうなので、なかなかグレードの高いワインになってしまいますね(涙

家飲みや、パーティーで持ち込むならとってもおすすめのワインです。

 

次は、泡を紹介しましょう。

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こちらは中部、アブルッツォ州スプマンテです。

スプマンテというのはイタリアのスパークリングワインのことです。

イタリアの泡といえば、僕はロンバルディア州で作られるフランチャコルタヴェネト州プロセッコを思い浮かべます。

今回紹介するアブルッツォ州スプマンテの飲んだ印象は

「爽やかな香り、きめ細やかな泡、酸もしっかりしている」

でした。

ブドウ品種がアブルッツォ州の土着品種「ココッチオーラ」という品種だそうです。

初めて聞きました。

これめちゃくちゃおいしかったです。

お店のレギュラーのグラスで出しているプロセッコよりも一段上の味がしました。

価格も2700円といいお値段です。

お店では5000円を越えてくるでしょう。

やはり個人買いではいいワインだなという感じです。

キンキンに冷やして、最初の1杯にすれば、間違いないです。

 

番外編

時間がなくて、帰ろうと思った時にたまたまスペインワインが1本目に入ってきました。

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こちらは「2016 Orchidea(オルキデア)

スペイン北部のナバラという場所のワインです。

スペインワインは実は初めて飲みました。

品種は「ソーヴィニヨン・ブラン

ソーヴィニヨン・ブランは「猫のしょんべん」の香りなど特徴的な香りがあったりして、好き嫌いが別れる品種ですが、このオルキデアに関しては果実味が豊かで、爽やかな香りでした。さんも綺麗で、少し甘さも感じます。

ソーヴィニヨンブランは冷涼な気候を好むようで、スペインのような暑い場所で作るのは難しいのですが、標高300〜450mの場所で作られた違った畑から採れたものをブレンドして作っていると解説に書いてあります。

そしてなんといっても価格が1600円

安い!!

これはあたりだと思いますよ。

そしてスペインワインすごい可能性を持っているのではないかと胸が膨らみました。

スペインワインを飲んだのはこの1本だけですが、もっともっと美味しいのが出てきますよ。

また楽しみが1つ増えましたね。

個人的にドイツとスペインのワインはチェックです。

 

とりあえず今日はここまでにしましょう。

次は赤ワイン紹介します。

 

イタリアワインやはり個性が強く、とても面白い。

果実味が豊かで、イタリアの気候をそのまま表現しているようです。

 

ただ、好みでないなというワインもたくさん。

何十種類と飲んで、紹介できるのがこれくらいなので、

これは僕の実力不足なところもありますが、知識がついてくるともう少し詳しく紹介できそうです。

 

次は秋頃にまた大きな試飲会があるというので、行ってみます。

 

料理人の道は険しい

Ciao ございます(ダビデくん)。

イタリア料理を学び始めて5ヶ月。

この5ヶ月で自分は何ができるようになっただろうか。

とにかく「サービス」が難しい、、

俺には無理だ。

この5ヶ月どれだけ怒られたか、殴られたか。

だからお前はモテないんだと言われつづけ、気遣うことの難しさを痛感。

お客様とシェフ両方の気遣い役がサービスの仕事。

そこにワインの知識、料理の知識、一般教養の要因があって初めてお客さんをサービスすることになる。

今の俺はただの皿運び、皿洗い。

誰でもいいわけですよ。

こんなに難しいことなんて、お客さんが同時入ってきて、ばんばん注文が入るとテンパってしまい、料理を出す場所を間違えたり(相当怒られた)、テーブル番号さへ忘れてしまう。

しまいには赤ワインを無意識に氷水に突っ込んでしまう。

そう無意識に

白ワインだと思ってしまったのか。。

 

ほんとに基礎的なところからスタートした。

皿を3枚持つところから、ワインの開け方、注ぎ方、料理を置く場所、下げるタイミング、、

とにかく基本的なところから

 

これ知らなかったら絶対に店なんて持てないだろう。

ただ、同時にまだ料理の食材すら触っていないのに、これはいつになったら店を持てるんだという現実の壁。

 

いや、恐ろしい世界に恐ろしい年齢で足を突っ込んだもんだと思う今日この頃、

改めて自分の計画性の無さ、無鉄砲さにはあきれ返ってしまう。

 

中途半端に3つのお店を行ったり来たりしていたが、それも今月で終わり。

 

ここからが本題。

やはり社員になってその店に尽くさないと何も学べないことが今ようやくわかりました。

遅すぎて、、

これ実はかなりの人から、かなりの回数言われてきたこと。

自分は痛みを伴わないと学ばないバカな性格で、今やっと気がつくことができました。

ひどい性格。

でもようやく気がつけた。

 

今行っているイタリア料理のお店には迷惑をかけることになるけど、

「お前は向いていない」「2万%無理」「記憶障害のお前ができるほどこの業界は甘くない」ほんとめちゃくちゃ言われた、特にここ最近はひどかった。

環境大事、スタッフが萎縮する環境を作ってしまっている。

料理の技術はあるシェフ、ただ人を活き活きさせることはなかった、ここは非常に残念だった。

俺もへっぽこだからミスをたくさんするが、コンチクショウ魂でなく、火が消させるような気持ち。

 

これは長くは続けるのは無理だった。

次社員として尽くしたいと思えるお店と出会って、それでもできなければ、それはもう本当に自分は無理なんだろうと思える、ただもう1度再チャレンジしたい。

それだけ。

今1つ行きたいお店がある。

このお店と自分はご縁があることしか今は考えてない。

もし縁がなかったら、しばらく時間をかけて今後どうしていくか考える。

 

自分に甘い性格がこの歳でこの状況になっているすべての原因だということはわかっている。

やりたいことと、できることを客観的に判断できない人間は今の自分のようになってしまう。

 

でもまだ諦めたくない。

自分の持っている夢のイメージを形にしたい。

今の苦しい思いを喜びに変えたい。

 

この5ヶ月は負け続けた、打たれ続けた。

U1のライフは0よ。

この1ヶ月が大事になってくる。

 

それでも前に進むしかないんだから人生は残酷。

でも這ってでも進むんだよな。

それしかない。

2018年のスタート!!ー 金時山登山

明けましておめでとうございます!

 

2018年もいい感じでスタートしました。

 

毎年1月のはじめは何かしないと落ち着かないU1です。

 

去年は富士山の写真を撮りに本栖湖に行き、富士山をバックにジャグリングをして、

 

一昨年はU○Jで乗り物に1台も乗らずに、パレードもみず、ひたすら若者にインタビューをして、年をまたぎ、そのまま京都へ向かい、清水寺に1番乗りをして初日の出を拝みました。

 

 

さて、今年は大事な年。

 

 

上を目指していくU1は山に登りたい衝動を抑えきれずに友人の山ガールに連絡を取り、お供させてもらうことに。

 

人生初登山

 

結論から申し上げると、素晴らしい体験をしました。

 

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箱根の金時山がアクセスも良く、日帰りで行ける初心者にはうってつけの山ということで、行ってきました。

 

富士山を横目に素晴らしい景色が広がります。

 

初心者コースといえど、想像以上にごつごつしていました。

 

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自然に囲まれると心が浄化されます。

日々の喧騒で疲れ果てていたU1は自然から活力をいただきました。

 

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力強い木々が道中励ましてくれます。

生命力を感じる根っこ。

 

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宝石のように輝く霜柱。

体は疲れていくのに、どんどん元気になっていくU1

 

そして金時山頂上

 

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どうですかこのてっぺん

 

え、なんですか。

 

失礼しました。

 

頂上の景色で疲れが一気に吹き飛びました。

 

さて、頂上で最高のランチ

 

山ガールの本領発揮です。

 

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カバンからベーコン、チーズ、食パンが

 

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ええええええええ

ハムサンドメーカーを持参してきていたんです。

腹をすかした男たちの胃袋が一瞬で彼女の手の中に。

 

うますぎる。。。。。

うまい!!!!

 

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山頂で食べるものは全て脳天を揺さぶる美味しさ。

 

中には焼肉までやってのけるツワモノも。

 

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なんでそんなに辛い思いをして山に登らないといけないんだと思ってしまう人も、頂上からの景色、頂上ランチを経験するとその考えが変わるはずです。

 

2018年も最高のスタートを切れました。

 

険しい道のりは続きますが、山頂までたどり着けるように、今年も登り続けます。

 

今年の目標は

 

・生姜シロップを販売、売り上げ100万/年

・サービスマンとしての価値を高めるーワインの知識を深める。

・調理の基礎技術を安定させる

①魚を綺麗におろせるようになる

②まかないを積極的に担当する

 

・忘れ物をはじめとするイージーミスを減らす

・追い込みすぎない

・自然に囲まれる時間を作る

 

 

 

こんな感じではないでしょうか。

 

今年で29歳。

 

救いようのない崖っぷち人生ですが、20代最後に花火を打ち上げますよ。

今年もよろしくお願い致します。

 

JUST DO IT - 

 

では、また:)

 

 

 

 

2017年という年

今年もあと半日になりました。

今はワンマン電車の中でブログを書いています。

一駅だけ走るワンマン電車。

まだ次の仕事まで時間があるので、行って戻ってかれこれもう何往復しているのでしょうか。

また発車するようです。

 

今年の漢字

 

僕もあります。

 

「叱」

 

です。

 

今年は辛かった。

ブログでは弱音を吐きます。

 

辛い。

 

自分のできなさ、将来の不安、

白髪で覆われていないのが不思議なくらいですが、なんとか黒いです。

 

でも、いい年でもありました。

まずいろんなご縁がありました。

 

長く付き合っていきたいと思える素晴らしい人たちに出会いました。

 

渋谷のお店、親方のお店、イタリアンレストランとそれぞれに素晴らしい人がいて、ぼくはいつもその方々に支えられました。

 

そのおかげで、この1年成長を感じました。

 

自分に何が足りないのか見える年でもありました。

そしてやることは山のようにあります。

 

焦っても仕方がない、目の前の小さいものでも1つ1つ片付けていくしかないということもわかりました。

 

近道なんてないんですよね。

 

不安は消えませんが、やるしかないですね。

 

このブログを始められたのも自分の1つ良かったことです。

自分が社会に存在している証明になりますから。

 

いろんな人が見てくれるのは嬉しいし、自分がその時どんな思いだったか、あとで振り返られるって良いですよね。

 

アルバムみたいで。

 

来年は何かもっとチャレンジしたブログを投稿して行きたいですね。

今はただのぼくの日記なので。

 

少しでもぼくのブログを読んで、役に立つな、やってみたいなと思ってもらえるようなコンテンツにしたいですよ。

 

これは2018年の目標であります。

 

2018年

 

29歳

 

29歳って29歳なんですよね。

 

大人。

 

今年お前は大人じゃないってたくさんお叱りをいただいたわけです。

たくさん怒られたおかげで、大人になるってこういうことかと学んだわけです。

 

社会人の方は22,23歳で学ぶことを28歳で学びました。

みんなすごい。

 

当たり前にできてることが、ぼくには大変な困難な時があります。

 

算数の宿題を出すことが富士山の頂上をタッチして帰ってこいっていうのと同じくらい難しいと思ってしまうんです。

 

こういうところがあるという自分の弱さをより理解した1年です。

治すことができたら良いのですが、うまく付き合っていくことが必要なのでしょう。

 

明日から2018年

 

1つでもできることを増やして、自分を高めていかなければ。

 

自分のために生きるを卒業して、

 

誰かのために生きる

 

これが最終的な目標です。

 

そのためには自分の生活を安定させる。

 

人生の幸福度って

 

「他人にどれだけ尽くせるか」

 

で大きくなると思うんです。

 

家族でも良いし、社会でも良い。

 

社会から役割分担されているわけですよ。

 

それを小学生の頃から役割分担をするためにいろんなことを学んで、各々が自分はここで社会に役に立つぞと決めているわけです。

 

皆が18,22歳で決めている中で、

僕はずっとわからずに28歳でようやく、見つかったわけです。

 

料理を通して社会のお役に立つぞと。

 

それでもまだまだそんな理想的な状況には程遠いわけです。

やるしかない。

 

いつか自分が心から楽しく生きているという実感を感じる時が来るように

準備しないと。

 

日常に忙殺されてもその芯だけは忘れないように。

 

来年は楽しい1年にします!

 

またワンマン電車は走り出すようです。

 

では、みなさま良いお年を;)